今年度から「筑後市創業者支援補助金審査業務」を行っています #219

経営のヒント

入札

国税局勤務時代は、「入札してもらう」立場の仕事をしていた時期がありました。そして今般、初めて、自分が入札する立場になりました。業務名は、本日の表題の「筑後市創業者支援補助金審査業務」です。

入札の条件は、中小企業診断士であることです。何人の方が応札されたのかは不明ですが、無事落札いたしました。

私の任務

現在私は、ある補助金(国)の審査業務を請け負っています。請け負う条件の中に、①審査員であることを口外しない、②当該補助金の事業者支援に関わっていない、というものがあります。そのため、この補助金もそうかなと思っていました。

その点を筑後市の担当者の方に伺ったら、「(公表することに)問題はありません。ブログやホームページもOKです。」との回答でした。

よくよく話を聞いてみると、私の業務は、名目上は「審査」なのですが、実際にやることは「申請者の事業計画書をブラッシュアップするためのアドバイス」したがいまして、私の「審査」に、申請を却下する力も採択を決める影響力もありません。

創業には事業計画書が欠かせません。申請者が見落としている事前に検討しておくべき事柄や、事業を行う上での課題がないか、さらにはそれらに対する解決方法などをお伝えしています(質問、助言、意見など)。

筑後市創業者支援補助金

この補助金は、私自身も申請して採択されましたし、認定経営革新等支援機関としても登録していますので、過去に2度ほどブログで紹介しています。

筑後市で創業される方には、有り難い制度です。積極的にご利用ください。事業計画書を作成されたことが無い方には不安があるかと思いますが、筑後商工会議所がサポートしてくれますので、ご安心ください。まずは、相談に行かれることをお勧めいたします。

小規模事業者持続化補助金

いろいろな方から「創業時の補助金は何があるのか?」と聞かれます。

通常は、創業のための補助金は国にはありません。ただし、筑後市のように地方公共団体が公募している場合がありますので、お住まいの市町村のホームページでご確認ください。

創業直後の補助金はあります。小規模事業者持続化補助金です。基本的に、「販路拡大」に活用することが多いです。広告宣伝に使いやすいので、ご利用ください。それほど多額の補助金ではありませんが、創業したての方にはとても助かります。ただし、必ず採択される訳ではありません。申請に当たっては、専門家(中小企業診断士、商工会議所、商工会など)に相談されることをお勧めします。

さいごに

既に先月、2件の処理を終えました。地元で創業される方の成長を祈りながら、精一杯アドバイスいたしました。僅かでもお役にたったのなら良いのですが…。

他にも申請の準備されている方がいらっしゃると期待しています。補助金の予算が足らなくて断らざるを得ないぐらい筑後市での創業者が増えるとうれしい限りです。

【編集後記】

今朝も1時間ほど、ジョギングしてきました。コースは決めておらず、毎回適当に走ります。

走っていると、新しい店舗を見かけることがあります。「(創業かぁ、うまくいけばいいけど。)」「(既存店舗は対策立てたかなぁ。)」などと考えます。既存店舗も新規事業もがんばれ!

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