税金の計算や会計の仕方に関することを記しています。

マネーフォワードによるインボイス登録事業者の確認は優れもの #242
はじめに今回は、課税事業者のうち一般課税(簡易課税を選択していない事業者)の方で、かつ、マネーフォワードをお使いの方に、マネーフォワードでのインボイス関連機能を紹介します。売上先に対しては、自身の請求書(インボイス)の様式などを法律の要件に...

インボイス導入後の免税事業者の消費税表示についての再考察 #241
免税事業者による消費税表示の適否インボイス導入後、免税事業者が消費税を表示して請求することの適否については、1年と少し前にブログに書いたところです。興味がある方が多く、レビュー数が伸びていました。よかったら、ご覧ください。インボイス導入が3...

あなたの顧問税理士は勉強している? 税理士の研修受講状況を見る方法 #240
はじめに税理士は、資格を有するまでに勉強が必要ですが、税理士になった後も、不断の勉強が欠かせません。税法は、ボリュームが膨大な上に、毎年たくさん改正されます。そのため、「税法のことなら何でも知っている税理士」というのは存在しないと思っていま...

周知されてるとは言い難かった 日本税理士会連合会が言う「自治省との確認事項」 #239
相続税申告昨年秋から、立て続けに4件、相続税申告書作成依頼がまいりました。うち1件は今年の2月に申告が完了し、あと3件については現在進行中です。相続税の申告は、一般的に納税額が大きい上に、(相続税に詳しい税理士でないと)納税額を過少に申告し...

所得税の確定申告書に追加された「公金受取口座」欄 #235
変更点所得税の確定申告書は、従来の「A」と「B」の区分が無くなり一本化されました。まだ申告書を手で書いていた時代、年末調整が済んだ給与所得者の還付申告書が簡単に掛ける(項目を絞った)「A」の登場は画期的でした。時代が変わって会計ソフトやブラ...

令和4年分の所得税の確定申告書の「区分」欄 今年もまとめてみました #234
過去の記事この「区分」に関する記事は、過去2回書いています。いずれも、プレビューが多く、皆さん感心があるようです。3匹目のドジョウを狙って、過去の分も含めてすべて紹介します。なお、過去の記事は、次のとおりです。収入金額等(7か所)事業の「営...

「クラウド会計ソフト『freee』の使い方セミナー【中級編】」を開催しました #233
よろず支援拠点福岡私は、毎週月曜日、よろず支援拠点福岡で個別相談やセミナーを行っています。オンラインなので、事務所(筑後市)に居たままやれるのは、ホント助かります。利用者の皆さんも便利になったのではないでしょうか。オンラインに対応できない方...

会計の専門家である税理士が戸惑う クラウド会計ソフトfreeeの設計思想④「決済・未決済」 #232
債権債務債権債務に関する簿記での代表的な勘定科目は、売掛金・未収金、買掛金・未払金でしょうか。「簿記の知識がない方でも使える」ことを標榜しているfreeeでは、(取引を登録する際に)このような勘定科目は普段は使いません。(以下、freeeヘ...

会計の専門家である税理士が戸惑う クラウド会計ソフトfreeeの設計思想③「タグ」 #231
補助科目補助科目とは、勘定科目を細分化したものです。例えば、「預り金」勘定では補助科目として「所得税」「住民税」「社会保険料」などを、「水道光熱費」勘定では「水道代」「電気代」などを設定します。これらは決算書には出てきませんが、経営を管理す...

会計の専門家である税理士が戸惑う クラウド会計ソフトfreeeの設計思想②「口座」 #230
口座freeeでは、「口座」や「口座振替」という言葉を頻繁に使います。(以下、freeeヘルプセンターに記されている部分を青字で引用します。)freeeではお金の動きを表現するのに「口座」という言葉を用います。一般的に「口座」と言うと銀行口...