税金の計算や会計の仕方に関することを記しています。

会計の専門家である税理士が戸惑う クラウド会計ソフトfreeeの設計思想③「タグ」 #231
補助科目
補助科目とは、勘定科目を細分化したものです。例えば、「預り金」勘定では補助科目として「所得税」「住民税」「社会保険料」などを、「水道光熱費」勘定では「水道代」「電気代」などを設定します。これらは決算書には出てきませんが、経...

会計の専門家である税理士が戸惑う クラウド会計ソフトfreeeの設計思想②「口座」 #230
口座
freeeでは、「口座」や「口座振替」という言葉を頻繁に使います。(以下、freeeヘルプセンターに記されている部分を青字で引用します。)
freeeではお金の動きを表現するのに「口座」という言葉を用います。一般的に「口...

会計の専門家である税理士が戸惑う クラウド会計ソフトfreeeの設計思想①「マイナス仕訳」 #229
簿記とfreee
freeeの「よくあるご質問」には、「Q. 初心者でも使えますか?」という問いに対して、「A. はい、freee会計は経理がはじめてのかた、簿記の知識のないかたでもお使いいただけます。」と記されています。
と...

インボイス導入で考える③ インボイス導入のために使える3つの補助金(IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金、ものづくり補助金) #225
インボイス導入にかかる費用
インボイス導入にかかる費用として、私が思い付くのは、次のとおりです。
システム導入(修正)費用インボイス対応のための専門家への報酬請求書や領収書などの印刷代(手書きの場合)取引先が適格請求書発行事業...

インボイス導入で考える② 免税事業者の益税と損税 #224
免税事業者とは
2年度前の売上が1,000万円以下の事業者は、原則、免税事業者(消費税を納める義務がない)です。
そのため、本来納めるべき消費税が事業者の手元に残ることとなり、利益が発生します。これが、いわゆる「益税」と呼ばれ...

インボイス導入で考える① 免税事業者は消費税を請求できるのか #223
現行
国税庁のパンフレット「消費税の軽減税率制度に対応した経理・申告ガイド(令和元年6月)」には、次のとおり記されています。
免税事業者は、課税資産の譲渡等に課される消費税がないことから、請求書等に「消費税額」等を表示して別途...

消費税込みの報酬に対する源泉徴収税額の計算式 #221
所得税法204条(源泉徴収義務)
一般的に、源泉徴収されるイメージがあるのは、利子、配当、給与、退職金、公的年金などでしょう。
しかし、所得税法204条には、私たちのような士業を含めて次のような方々への報酬についても、支払者に...

クラウド会計ソフト「freee」を使うクライアント(個人事業主)に 予定どおり1年で卒業していただきました #220
freeeは本当にカンタンなのか 個人事業主だったら1年で卒業(自立)してもらうようにアドバイスをする税理士のブログです。

クラウド会計ソフト「freee」【入門編】のセミナーを開催しました #218
福岡県よろず支援拠点のセミナー
私が所属する福岡県よろず支援拠点では、月100本以上の無料セミナーを行っています。
昨年私は、秋から冬にかけて、「マネードワードの使い方セミナー」を複数回開催しました。
この記...

「売電」は雑所得の「業務」なのか「その他」なのか それによって帳簿の記帳方法の違いや申告書への書類添付義務が発生します #216
売電の所得区分
所得税法では、所得は、その性格によって10種類に区分されています。
今日のお題は、雑所得の中でのことですが、参考までに、まずは、「売電」がどの所得に該当するかどうかの判断について記します。
国税庁の質疑応...