関西の納税者
国税局には、相談センターという部署があり、税務職員が電話での一般的な質問に回答しいています。税務署に電話したつもりでも、この相談センターに繋がるので驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。今は、他の行政機関や民間企業でも、効率化のためにこのような方式を採用しているところが多いので、当たり前になってきました。
各国税局はお互いに協力しています。例えば、福岡国税局は、大阪国税局への電話相談が溢れた場合、自動的に繋がり回答しています。
福岡国税局のある相談担当経験者から聞いた話ですが、「関西の方は、まずは自分で調べてその上で質問されるので、何が聞きたいか、知りたいかが直ぐに分かり、回答しやすかった。」と感心されていました。
相談される方は、お互いの時間短縮と知りたいことを確実に聞くために、まずは自分で調べて電話されることをおススメいたします。以下、福岡国税局ホームページからの引用です。
「e-Tax・確定申告書作成コーナー」ヘルプデスク
作成コーナーの操作方法などに関するご質問
電話番号0570-01-5901(全国一律市内通話料金)
月曜日から金曜日の9時から17時まで(祝日を除く。)(確定申告期間中は20時まで)
マイナンバー総合フリーダイヤル
e-Taxをご利用になる場合のマイナンバーカードの取得やICカードリーダライタの設定などに関するご質問
電話番号0120-95-0178
月曜日から金曜日は9時30分から20時まで
土日祝日は9時30分から17時30分まで
税務相談等(申告の要否、税法関連事項等)に関するお問合せ
一般的なご質問は、「タックスアンサー」によりご確認いただけます。
最寄りの税務署にお電話いただきますと、自動音声によりご案内しておりますので、相談内容に応じて該当の番号を選択してください。
最寄りの税務署の電話番号は「税務署所在地・案内」をご確認ください。
チャットボット「ふたば」
国税庁は、「税務相談チャットボット」を公開しています。
まずは、国税庁ホームページを開いて、「確定申告特集」をクリックします。
右下の「税務相談チャットボット」をクリックして質問してみます。
「PCR検査は医療費控除の対象ですか?」と入力したら、「医療費控除(新型コロナウイルス感染症関連)について」がトップに出ました。なかなか優秀です。
相談センターに電話される前に、ご利用ください。
以下、国税庁ホームページからの引用です。
チャットボットの利用可能期間
- 所得税の確定申告に関するご相談
- 令和3年1月12日(火) から
- ※24時間ご利用いただけます(メンテナンス時間を除く)。
チャットボットの相談範囲
- 確定申告の手続に関すること
- 給与所得、年金の所得に関すること
- 配当所得、株式の譲渡所得に関すること
- 医療費控除、住宅ローン控除に関すること
- 社会保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、生命保険料控除、地震保険料控除、寄附金控除(ふるさと納税)、雑損控除、寡婦・ひとり親控除、勤労学生控除、障害者控除、配偶者(特別)控除、扶養控除、基礎控除に関すること
- e-Taxや確定申告書等作成コーナーの操作に関すること
- 令和2年分の税制改正に関すること
【編集後記】
確定申告期間中の電話による相談は、毎年ものすごい件数がかかってきます。
国税局の人間だけでは対応できませんので、税理士会からも税理士を派遣しています。
電話による相談相手は、1日やっただけでも相当疲れると思いますが、先日、いっしょにゴルフをした先輩は30日間行くとおっしゃっていました。すごいパワーです。
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