もうすぐ総額表示がスタート
ご存じのとおり、2021年4月1日から、商品の価格と消費税の額を合計した総額での表示が義務付けられます。最近もよくニュースで流れています。
ご存じない方は、まずは、次の記事をご覧ください。
卓球用品のカタログ
私は、税理士兼中小企業診断士として活動していますが、その他に、事業承継により、卓球センターも経営しています。
お客様へのサービスのために、卓球用品も販売しています。ただ、在庫を持つリスクを無くすために、すべてカタログ販売です。商品が届くまでに1週間程度かかりますが、送料は当方持ち、価格は、おそらくネット販売の最低価格と同等です。あくまでサービスなので、用品販売で儲けようとは考えておりません。
この度、卸業者から、各メーカー(10社程度)の商品カタログが届きました。
前年度のカタログは、総額表示をしているのは1社のみでしたが、2021年度版は総額表示がほとんどとなりました。
「ほとんど」と言ったのは、実は、2社だけは今までどおり「+税」の表示だったのです。
おそらく、全国の卓球ショップに配られてしまったと思うのですが、これって指摘されるおそれがあります。社員は誰も気付かなかったのでしょうか。また、顧問税理士はアドバイスしていなかったのでしょうか。それとも、何かの主張があるとか?
まとめ
前述の卸業者には連絡しました。そちらからメーカーへは連絡してくれると思いますが、どうなることか…。
作り直すには相当な金額が必要になることでしょう。メーカーの方は、「このくらいいいではないか。」と思われるかもしれませんが、法律違反であることに変わりはありません。
消費者保護を目的とした施策ですので、皆様、従いましょう。
【編集後記】
昨日は、恩師の告別式(熊本市)に参列してきました。私たち税務職採用者(公務員)は、採用されてすぐに税務署に入るのではなく、税務大学校熊本研修所で1年間全寮制の厳しい勉強と生活で鍛えられます。生涯で、これほど厳しいところは、他には経験したことがありません。恩師とは、そのときの私たちの班の教育官(先生)です。
最後の喪主のごあいさつの中で「職業柄、家でも仕事の話はまったくしなかったけど、教育官時代だけは嬉しそうに話していた。」と紹介してくださり、胸に熱いものがグッと来ました。
先生、大変お世話になりました。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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