記帳が楽になるように すべてのものを 入口で3つに分けておく #191

税金や会計のヒント

事業とプライベート

個人でも法人でも事業活動の費用とプライベートの支出は、当然分けるべきです。

多くの個人事業主や法人は、顧問税理士から、「プライベートの資金が混ざらないように」と言われていることでしょう。混在すれば、帳簿を付ける際の煩わしさはもちろん、自身の事業の経営分析にも支障が出ます。また、ステークホルダーからの信用も得られないことでしょう。

同じ財布、同じ金融機関口座を使い、「後から分ける」ことも可能ですが、とても非効率で生産性が低いです。

3人の私

私の経済活動は、税理士兼中小企業診断士としての個人事業主、合同会社サポートグロースの代表社員、そしてプライベートとしての個人の3つが混在しています。

プライベートでは家計簿は付けておりませんが、個人事業主と法人は、それぞれ帳簿(電子データ)があります(当然ですけど)。

クラウド会計ソフト

個人事業主はクラウド会計ソフト「freee」を使い、法人はクラウド会計ソフト「マネーフォワード」を使っています。どちらかに統一しても良いのですが、私のクライアントはどちらかを使われていますので、私自身の勉強のため、普段からこれらのソフトを使っているところです。

銀行口座など、事業とプライベートを分けずに使われている方がいらっしゃいますが、後から分けるのと、入り口で分けるのは、後者が断然楽です。

そのため、私は、いろいろなものを全部3つに分けています。

銀行口座

個人事業主はA銀行、法人はB銀行の法人口座、プライベートはB銀行の個人口座です。3つの口座でお金が出入りすることがあるので、先週、個人事業主もB銀行の事業用口座を作りました。これで、それぞれの口座からの資金移動も楽になります。なお、法人口座と事業用口座には、利用料金がかかることが一般的です。

事業用口座は「freee」に自動連携し、法人口座は「マネーフォワード」に自動連携していますので、入出金の手入力は不要です。

クレジットカード

個人事業主はJCB、法人は法人用VISA、プライベートは個人用VISAです。こちらも、個人事業主用は「freee」に自動連携し、法人用は「マネーフォワード」に自動連携していますので、手入力はしておりません。どんなに金額が少ない場合でも、事業の経費はクレジットカードで支払うようにしておりますので、私が手入力するのは、現金払いするしかなかった領収証(月5~10枚)のみです。

また、Amazonやアスクルで買い物する場合も、用途により3つのクレジットカードを使い分けています。なお、こちらもクラウド会計ソフトに連携していますので、自動的に情報が入ってきます。

メールアドレス

個人事業主は「seichoshien@gmail.com」、法人は「info@seichoshien.com」、プライベートは「tanakakoichi.fukuoka@gmail.com」です。

毎日3つのメーラーを開くのは面倒のように思われるかもしれませんが、メールが来ればスマホに通知が来ますし、慣れましたので何も支障はありません。1つのメルアドを使用して頭の中で3つに分けるよりは、遥かに楽です。

電話

個人事業主は「050」から始まるインターネット電話、法人は「0942」から始まる固定電話、プライベートは「090」から始まる携帯電話です。

ちなみに、連絡先登録していない番号から個人事業用(050)に掛かってくるのは、ほぼ営業の電話なので、出ません。どこからの電話なのかを確認した後、必要と判断した場合のみ折り返し掛けるようにしています。

まとめ

この作業は、5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)のうちの「整頓」に似ています。必要なものをいつでも取り出せるように配置していますから。特に個人事業主は、事業とプライベートのお金が混在しがちです。シンプルな方法ですが、「整頓」しておくと、気持ちが良いですよ。

【編集後記】

しばらくサボっていたランニングを再開しました。筋力と持久力が落ちていたようで、従来は8㎞過ぎでペースが落ちていたものが、半分の4㎞で落ちるようになっています。今朝の早朝ランニングも5.5㎞(40分程度)で終わりました。

焦らずに、体力を回復したいと思います。

コメント

タイトルとURLをコピーしました