調査・徴収の再開
税務署は、コロナの影響で中断していた調査・徴収事務を、感染防止策を施した上で再開しました。中断していた間、税務署は、十分な事前準備を整えていたことでしょう。
出張前
調査・徴収事務担当者は、納税者宅等へ出張する前に、以下の感染防止策を行い、管理者の確認を受けています。管理者も、確認する項目がさらに増えて、大変かと存じます。
- 検温の実施
- 手洗い(手指消毒)の実施
- 咳・発熱等の有無の再確認
出張先
出張先では、納税者等の協力を得た上で、以下の感染防止策を行います。
- マスクの着用の徹底(納税者等にも協力を依頼)
- 応対時には、一定程度の距離を保ち、会話の際、可能な限り真正面を避ける
- 窓や扉を開け、定期的に換気
- 職員の人数や滞在する時間を可能な限り最小限にする
調査・徴収への対応
ネットの中では、「コロナを利用して、調査や徴収を断りましょう。」というような記事を見かけます。
でも、これって、結局先送りしているだけですよね。正当な理由があって対応できない場合は別ですが、きちんと対応されることをお勧めします。
税務署は、「じゃあ、今後も調査は止めとこう。」とはなりません。不信感が増すだけです。調査・徴収担当者が来るということは、何らかのネタを持っている可能性があります。それが解明するまでは、諦めてくれない組織です。私もそうでしたが、税務職員は、抵抗されれば逆に奮起するという正義感が強い集団です(笑)。
そのため、いつかは受けなくてはなりません。先送りしても、その間のストレスが結果的に無駄になります。正当な理由なく先送りや抵抗を指導する税理士や団体がいたら、その方々は、信頼に値できるのか、一度冷静にお考えください。
まとめ
調査・徴収は、さっさと受けて、協力して、さっさと終わり、本業に専念しましょう。
【編集後記】
世の中には、いろいろな思想を抱えている方がいらっしゃいます。そして、自分に都合が良いことのみを信じることには、一定のリスクがあります。持続化給付金の詐欺事件もそうですが、かえって、時間、労力、お金、信用などを失うことになります。お互い、気を付けましょう。
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