経営相談
一般的に経営者は、いろいろな悩みがあると拝察いたします。その心知らず、従業員や家族は言いたい放題(笑)。
悩みを相談できる相手がいらっしゃる方は、悩みが解決したり、それなりにストレスが解消されたりして、新たな意欲が沸いてこられることでしょう。
10年程前のデータですが、株式会社野村総合研究所が作成したものです。中小企業経営者の相談相手は、1位「顧問税理士・会計士」、2位「経営陣」、3位「家族・親族(利害関係者)となっています。
しかしながら、このデータから見ると、「定期的な経営相談をしている」中小企業は、全体の3分の1にすぎず、限られているという印象です。
同資料の別のデータでは、定期的な経営相談を受けている中小企業の方が「業績が良い」という結果が出ています。規模が小さい企業ほど、社内外の関係者と定期的な経営相談による的確な助言を受けることが望まれます。
相談相手がいない方へ
税理士や経営コンサルタント(中小企業診断士)と顧問契約を結んでいない、顧問税理士が出てこない、顧問税理士が経営の知識が深くないという方は、J-Net21で情報を得る方法があります。
J-Net21は、独立行政法人の中小企業基盤整備機構が運営するポータルサイトです。
以下、同サイトより引用です。
中小企業経営者の課題解決をサポートする最新の支援情報や事例をお届けします。
J-Net21は、独立行政法人の中小企業基盤整備機構が運営する、中小企業とその支援者、創業予定者とその支援者のためのポータルサイトです。様々な経営課題ごとに、知りたい情報を簡単に探すことができます。
全国の中小企業向け施策を毎日更新する「支援情報ヘッドライン」、経営のノウハウが詰まった「経営ハンドブック」、様々なテーマの企業事例や解説が詰まった「特集・事例」・・・など、最新の情報や事例が満載。
中小タスクが行く!
中でも、私が好きなものがこれ「中小タスクが行く!」というコーナーです。経営の初級編みたいなものですが、何かヒントになるものがあるかも知れませんし、知識として持っていればいつかお役にたつかもしれません。
「漫画で経営課題解決の手法を紹介し、経営者が抱える様々な悩みを診断士・中小タスクがズバッと解決します。」というスタンスです。2019年5月から2020年3月までのテーマは次のとおりです(コロナでストップ?)。
- 第27回:時代のニーズをつかむ編
- 第26回:インバウンド対応編
- 第25回:食品商談会編
- 第24回:RPA導入編
- 第23回:展示会出展編
- 第22回:サブスクリプション編
- 第21回:BCP(事業継続計画)編
- 第20回:食品表示の新ルール編
- 第19回:就職氷河期世代支援プログラム編
- 第18回:人を大切にする経営編
- 第17回:業務フロー作成編
- 第16回:知的資産経営編
- 第15回:女性が働きやすい職場環境編
- 第14回:いざという時の融資手段編
- 第13回:IoT機器乗っ取り編
- 第12回:HACCP導入
- 第11回:設備投資で生産性向上編
- 第10回:海外での知財保護編
- 第9回:クラウドファンディング編
- 第8回:ECサイト活用編
- 第7回:クラウドソーシング活用編
- 第6回:SNSリスク対策編
- 第5回:銀行との付き合い方編
- 第4回:ビジネスマッチング編
- 第3回:シニア活用編
- 第2回:ITツールによる業務効率化編
- 第1回:事業承継編
まとめ
経営のヒントとなるJ-Net21を、ぜひご活用ください。
ご自身で何でもやれる方や、既に頼りになる相談相手がいらっしゃる方は関係ない話でしたけど、そのような方も知識を得ることに損はありません。
【編集後記】
経営は勉強したからと言って必ずうまく行くとは限りません。しかし、知識として知っているのと知らないのでは大きな違いがあります。体操の跳馬で、床から蹴って跳ぶのか、手前にロイター板(踏み台)を置いて跳ぶのか。私なら後者を選びます。しかも、スプリングが強いロイター板(踏み台)なら、なお良いですね。
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