窓ケ原体育館廃止のための会議に出席してきました #86

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窓ケ原体育館利用団体会議

筑後市のホームページを見ていたら、表題の会議が2回に分けて開催されるとの告知がありました。誰でも参加できると書いてあったので、2021年1月18日(月)15時の回に参加してまいりました。

概要は次のとおりです。(聞き間違いなどにより、ニュアンスが違う可能性があります。不明な点は筑後市へお尋ねください。)

主催者あいさつ

  • 昭和52年建設である体育館は、老朽化が進んでいる。
  • アクセスが悪い。
  • 筑後市の財政は、単年度赤字が続いた。
  • 筑後市では、平成29年3月に、公共施設を面積ベースで10%減らす計画が作成された。
  • どこの地方も同じような取り組みをしている。
  • 体育館の維持には運営費や改修費がかかる。
  • 少子高齢化が進んでいる。
  • 活動拠点の変更をお願いしたい。
  • 県南公園体育館や小中学校も利用してほしい。

前回会議での意見への回答

高齢者の健康づくり、居場所づくりについて
  • 競技ではなく健康づくりであれば、体育館にこだわらなくてもよい。
  • ここ(サンコア)の軽運動室でスポーツができるよう床材の改良を計画している。
(体育館)改修等の費用について
  • 専門家に頼まないと分からない。
  • 耐震診断や改修設計だけでも何百万円もかかるだろう。
  • その後実際に改修したら、何千万円から何億円のお金が必要である。
  • 現実的な問題として、支出できない。
代替施設の調整等について
  • 小中学校の体育館は、すでに活動している団体がある。
  • 夜8時までは、少年団や部活が優先される。
  • それぞれの団体・学校に対して、市として調整する。
  • 既に、話は進んでいる。

今後の体育館使用について

  • 練習場所の代替が済んだら、体育館は使用停止する。
  • 基本は、令和3年3月31日までの調整を目指している。
  • 今の体育館では安全が保障できない。
  • 代替が済んだら、3月末を待たずに、なるべく早い段階で利用停止としたい。

意見交換

質問)3月末で停止するわけではないような、含みがあるように聞こえたがどうか。また、サンコアの負担金はどうなるのか。

回答)サンコアの改修は2月末には終わるので、済んだらなるべく早く移動してほしい。含みを持たせたのは、3月31日までに代替施設が確保できなかった場合の話である。調整に時間がかかった場合、最大1か月までは譲歩する予定である。また、代替施設の利用料は、それぞれの施設の利用料を支払っていただきたい。

質問)利用料はいくらか。

回答)小中学校は1団体1時間250円、サンコアの軽運動室は同800円である。

質問)サンコアの軽運動室は半面使用することで利用料を半額にできないか。

回答)サンコアは反面利用は採用していない。現在の利用者の多くは文科系の団体であり、音を出したりする。

質問)私たちは昼に活動しているが、既に他の団体が使っている時間帯は使えないのか。

回答)どの時間帯に予約が入っているのか、会議の帰りに予約簿を見て欲しい。

質問)予約は今まで利用していた団体が優先的に確保できるのか。

回答)4月以降の分は3月1日から予約できる。毎月の予約開始日は、予約のために人が並んでいる。早く確保した方が優先であり、既存の団体が優先ということはない。また、4月1日からはインターネットからも予約できるようになる。

私が会議に出席した3つの理由

八女高校卓球部

窓ケ原体育館ができた40数年前、母校八女高校では新しい体育館の建設工事が始まり、一時的に卓球部の練習場所が無くなりました。そこで、この窓ケ原体育館と交渉し、夕方使わせていただきました。つまり私は、窓ケ原体育館の開業当時から利用していた数少ない人間です。最期を見届ける意味を感じました。

筑後ジュニアTTC

7年前、卓球のジュニアチームを立ち上げたとき、当初はこの体育館を利用させていただいてまいりました。2年半前に筑後卓球センターに拠点を移すまでは、ずっとお世話になっておりました。感謝の意味での参加です。

亡き父の寄附

数年前、父の癌が発見されました。後何年生きられるか分からないとされた際、私から父に卓球用のフェンスを寄附する提案をいたしました。私の母は卓球が趣味で、週1回、窓ケ原体育館に通っております。父には、「万が一のことがあっても、体育館にフェンスが残る。お母さんが練習に来るたびにお父さんを思い出してくれるのではないか。」と。

父は、私の提案を理解してくれ、定価2万円のフェンスを20枚寄附してくれました。

実際に父が亡くなった今、母は、周りの方がこのフェンス(寄附)の話をしてくださることを喜んでおります。

私が心配したのは、このフェンスの行方です。どこかで、大事に再利用してくれれば問題ありませんが、まだ行方は決まっていないそうです。そこで、「もしも使わなければ引き取りたい。」と、会議主催者の方にお願いいたしました。検討結果を連絡していただける約束をしてその場を後にしました。

筑後卓球センター

現在、窓ケ原体育館をご利用の卓球愛好家の方々は、今後もどこかで活動を続けられるそうです。よろしければ、筑後卓球センターも選択肢の一つにしていただければ幸いです。筑後卓球センターのメリットは、次のとおりです。

  • 卓球台を出したり片付けたりする負担(危険)がありません。
  • 球拾いをする時間(距離)が短くて済みます。
  • ボールやラケットの無料貸し出しがあります。
  • マシン(有料)で練習ができます。
  • 10センチ低くできる台がありますので幼児も楽しめます。
  • 初心者卓球教室(※)も開催しています。
  • 冷暖房費はいただいておりません(一定温度の場合)。
  • 駐車場の収容台数は14台分を確保しています。
  • 平屋ですので階段の上り下りはありません。

筑後卓球センターの利用料は、大人(高校生以上)は1時間250円です。また、平日の9時から17時まで、いつでも利用できる月会員の会費は3,300円と、とてもお得です。

(※)水曜日の9:30~11:30に行われている初心者卓球教室は、別途300円(1回)が必要です。

【編集後記】

一つの歴史が終わるのは寂しいものです。一方で、寺社仏閣など、百年単位で残るものもあります。事業もそうですが、余力があるうちに「続く仕組み」を構築すべきだと、改めて感じました。

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