ダイヤモンド社から出版された「東大卒、農家の右腕になる。小さな経営改善ノウハウ100」の舞台となった阿部農園では、クラウド会計ソフト「freee」が使われています

経営のヒント

Googleアラート

私は、Googleアラートにいろいろな「言葉」を設定して情報を入手しています。自分が欲しい情報を設定しておけば、関連するものをGoogleが探してきて、定期的(私の場合は毎日)にメールが送信されてきます。紹介されるものは、主に、マスコミの記事やどこかのホームページが多いようです。

私の場合は、「税理士」、「中小企業診断士」「農業経営」「税務署」「リフォーム」「ファイナンシャルプランナー」「デジタルトランスフォーメーション」「東京マラソン」の8つです。

あまり多く設定すると、開いたり読んだりするのに時間を取られてしまうので、必要最小限にしておく方が良いでしょう。

また、単語は、範囲がある程度狭くなるようにしておいた方が、余計なモノまで見る必要がなくなります。私のアラートは、1つに付き、記事が5個前後なので、私にとっては丁度よい具合です。

本のあらまし

前述のGoogleアラートで送信されてきた9月3日のメールに、この本の記事がありました。

さっそくAmazonで取り寄せ、読んでみました。

本の前半は作者が言う「ストーリー部」、後半は「実務ノウハウ部」と別れています。

農家の雰囲気は想像できるので、ストーリー部は、「そうだろうなぁ」となんとなくイメージが沸いてきました。

実務ノウハウ部は、「小さな経営改善ノウハウ100」とあり、税理士、社会保険労務士及び中小企業診断士の業務の範囲のことでした。診断士の専門分野が8で、税理士と労務士で2といったところでしょうか。

とてもためになる、大切なことがたくさん書かれていました。

もしも、中小企業診断士を経営コンサルタントとして顧問契約を結んだら、似たような内容も併せて指導されることでしょう。ちなみに、診断士はあくまでコンサルですので作業はやってくれません。この本の梨園のように誰かを雇うか、現在のメンバーで作業を割り振るか必要があります。

一方で、ある程度経営の知識がないと、「そうだよね」と取り組んでもとん挫するかもしれません。税理士や中小企業診断士の応援を受けながら取り組んだ方が良いと思います。無駄な時間とお金をかけて得るものがなかったということがないようにしてください。

なお、この本には100のノウハウが書かれていますが、インターネットでは、「阿部梨園の知恵袋」に300の実例が無料掲載されています。農業以外の分野でも役に立つ内容ですので、一度ご覧ください。

阿部梨園ではクラウド会計ソフト「freee」で事務を効率化していた

ノウハウ100の中には、会計に関するものが7項目あります。

そのうちのひとつが、「クラウド会計ソフトを活用する」というものです。クラウド会計ソフトの特徴をよく理解されていました。以下、引用です。

  • 端末を選ばずに操作できる
  • 銀行口座やクレジットカードなどからデータの自動取り込みができる。
  • 自動取込機能、自動仕分け機能を駆使して、経理の手間が激減した。
  • これらの機能の恩恵を受けて、代表者が1人で経理をしていた頃に比べると、確定申告にかけている時間は数分の1になった。
  • 手動入力ではなくなった分、入力ミスも少なくなった。
  • 自力では不安な方は、税理士さんと共同管理することも可能である。
  • その場合は、クラウド会計ソフトに対応可能な税理士さんを探す必要がある。

ちなみに、私は対応できます。←ちゃっかりと宣伝しております。

まとめ

農業も中小企業の一つです。経営への意識、ITの活用による効率化・営業などは、経営者として勉強し続けていく必要があります。

【編集後記】

ネットで本を購入するデメリットの一つが、パラパラと中身を見ることができないことです。しかし、この本は、私にとっては「当たり」でした。

経営診断するためのチェックリストを作成中です。この本の内容は、きちんと整理されていますので、是非ともパクらせていただきたいと思います。実体験を踏まえているのが強みですね。

〈昨日の健康〉

早朝ランニング 11.44km(1:14:08) 退職後、一番長く走りました!

[昨日の感謝]

事務所開設のお祝いに、お花をいくつもいただきました。狭い事務所なので、置く場所に悩みましたが、どうにか上手く収まりました。嬉しい悲鳴です。私のような者にここまでしてくださった方々に、精一杯努めることで恩返しをしたいと思います。(感謝!)

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