よろず支援拠点とは
私が同業者との会話の中で感じたものですが、中小企業診断士の9割が存在を知り、税理士の9割が存在を知らないのがよろず支援拠点です(あくまで、私のイメージです。)。
よろず支援拠点は、平成26年6月に47都道府県に設置された無料経営相談所です。経済産業省中小企業庁が設置しています。私用の名刺には、中小企業庁のマークとともに、「中小企業庁 福岡県よろず支援拠点」と書かれています。
下は、昨年11月に私が書いた記事です。よろず支援拠点のことをご存じない方は、まずはこちらをご覧ください。
「中小企業のために」を最優先に考えている機関です。
募集から採用まで
6月、よろずのコーディネーター募集(年度中途採用)の記事を見つけました。私の知る限り、途中採用の募集はなかったと思います。募集内容は公開されていましたが、たまたま見つけました。普段から気にかけていないと、見逃していたところです。
コーディネーター募集が、秋頃から冬頃に毎年行われていることは知っていたのですが(コーディネーターは1年更新)、興味はあったものの自分に自信がなかったことから応募は控えていました。それでも、9月採用ならば税理士・中小企業診断士事務所を開業して丸1年になることもあり、「できるのではないか」と思い立ち、応募いたしました。
応募には、まず、①応募申請書、②暴力団排除に関する誓約書、③履歴書、④職務経歴書を提出します。書類審査を経て面接試験を受けて採用が決まります。
私は61歳という年齢で書類審査が通らないのではないかと心配してのですが、無事に面接試験の連絡がまいりました。面接試験はオンライン(zoom)で行われ、いろいろな質問を受けました。採用されるかどうかは、後日の連絡待ちということで終了しました。
そして8月上旬、内定通知が届き、2021年9月に採用されました。現在は、福岡県よろず支援拠点ホームページに私のことが掲載されています。
少し前のブログに、「新しいことに2つ挑戦している」旨の記事を書いたのですが、その一つがこれでした。
現在の勤務
週2日、5コマの個別相談(1コマ1時間)を行っています。いろいろな質問を受けますが、相談者からは満足していただいています(と思い込むよう努めています。)。
相談者からは、税理士としてのアドバイスを期待されていますが、時間が余ったら事業の内容なども聞き取っています。経営について語っていただく中で何か掴んでいただければ嬉しいし、人材豊富なよろず支援拠点ですので他のコーディネーターにつなぐ(紹介する)こともできます。更に言えば、私の勉強(成長)にもつながりますから、その経験が次の相談者に活かすことができます。
また、来月は、初めてオンラインセミナーを開催する予定で、現在、資料を準備中です。テーマは、「クラウド会計ソフト『マネーフォワードの使い方』セミナー」(仮)です。マネードワードの使い方について、初期設定から確定申告まで、一連の便利な機能を1時間30分かけて説明いまします。よろずのセミナーの受講者は、定員3名であり、受講者と講師の距離が近いものとなっています。応募があるかどうか心配しているところですが、それもまた経験と割り切って考えています。
税理士の皆様へ
よろずは、いろいろな専門家がワンストップサービスを行っています。そのためか、リピーターが多いと伺っています。私自身もそうでしたから、「積極的に利用したい」気持ちは、よく分かります。
中小企業の方は、遠慮なくご利用ください。
特に、税理士の皆様。クライアントからご自身が得意でない分野(IT、マーケティングなど)の相談を受けられた際には、この福岡県よろず支援拠点をご紹介ください。クライアントから感謝されると思います。LINEでともだち登録しておくと、いろいろな情報(特にセミナー)が流れてきますので、おススメです。
【編集後記】
職場は吉塚駅の近くにありますので、通勤には1時間30分以上かけています。1年ぶりの「通勤」は疲れます。福岡県は緊急事態宣言中ですので、今月後半からは、在宅勤務です。緊急事態宣言が解除された後も在宅勤務できると嬉しいなと思っています。
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