ヤマト運輸の機密文書リサイクルサービスを利用してみました #172

その他

はじめに

決算書や申告書を作成するためには、年間を通じてたくさんの工程を経る必要がありますが、その作業はクライアントには見えにくいことでしょう。すべての作業をペーパーにして綴じれば、結構な量になります。「クライアントにペーパーをたくさんお見せする」ことは、クライアントへのアピールにもなります。報酬に見合った(又は以上の)仕事をしていることをクライアントに理解していただくことに繋がります。

私は、税理士・中小企業診断士事務所の運営に、クラウドとPCを駆使しています。それは副次的に、ペーパーレスにも取り組むことにもなります。

私の場合は、印刷したペーパーではなく、DropBox(クラウドストレージ:ネットに置いているハードディスクのようなもの)にクライアントとの共有フォルダを作成し、可能な限りそこにデータ保存しています。

一般の税理士事務所に比べたら、クライアント1件当たりのペーパーの使用料量は少ないのではないかとは思っていますが、現状では、ペーパーを完全に無くすことはできません。

個人情報保護

個人情報保護には神経質にならざるを得ません。事務所内で発生したペーパーをどうするかということについては、当初はシュレッダーを考えましたが、事務所が狭いことから大きいものを買ったら場所を取る、小さいものを買ったら廃棄の回数が増える、ということから代替案を考えていました。

ネットで調べていたら、ヤマト運輸の機密文書リサイクルサービスが高い評価を得ていました。機密文書を入れた専用箱が一杯になったら、そのまま回収して溶解してくれるというサービスです。

開業前

昨年9月の開業前の8月3日、ヤマト運輸の機密文書リサイクルサービスの中から自分の事業の規模に合わせたサイズの「ECOBox M」のユーザ情報登録をいたしました。

同日、地元の筑後北センターの担当者から折り返しの電話が入りました。内容は、「まだ契約完了ではない。一度事務所を訪問する。」とのことでした。

しばらく待っていても音沙汰がなく、開業日の9月1日が近付いてまいりました。痺れを切らした私は8月23日にヤマト運輸のお問い合わせ番号に電話を掛けました。「折り返し連絡する。」との回答があり、その後、前述の筑後北センターから電話があり「契約は終了している。ボックスを2~3日中に持ってくる。」との連絡でした。

数日後、担当の方が事務所にお出でになり、ボックスを3箱置いていかれました。

ついに満杯に

私が使う「ECOBox M」は、A4:5,000枚分の容量があります。通常、A4のコピー用紙は500枚で1冊、それを5冊で1箱ですので、これが2箱入る分量です。費用は、1箱2,079円です。私は、「安い」と感じています。

事務所で印刷したペーパーの他、郵便で送られてきたパンフレットや冊子・封筒、さらにはメモ紙に至るまで、汚れていない紙類はここに入れています。機密ではない文書もどんどん投入しているのは、ごみ箱に捨てればただのごみですが、このボックスに入れればリサイクルされるからです。

使い始めてから約9か月、ついに満杯になりました。

回収

6月15日、ヤマト運輸に電話をして回収を依頼したところ、午後になって筑後北センターのKさんが回収にお見えになりました。私の契約は後払いですが、支払い方法が分かりませんでしたのでお尋ねしたのですが、ご存じありませんでした。もしかしたら、筑後市のような田舎では、このサービスの利用者が少ないのかもしれません。

そのKさんから、夕方に電話がありました。「このサービスには契約が必要である。このボックスは誰からか貰ったものなのか。そうであれば利用できない。」とのことでした。私がどこからかこのボックスを入手し、勝手に依頼したように思われていたようです。

私は、昨年8月の状況を説明したところ(メモしておいて良かった!)、調べてみますとのことでした。

溶解完了メール

Kさんからは何ら返事はありませんでしたが、2日後の17日に、私のメーラーに次のような1通のメールが届きました。

どうやら、上手くコトが進んだようです。めでたしめでたし。

このメールにも費用の支払方法が記載されていませんが、後ほど請求書が来るのでしょう。それを待ってお支払いいたします。

【編集後記】

最近2件、募集されているある仕事に応募しました。結果が出るのは、1つは7月中(任期は8か月)、もう1つは9月中(任期は2年)です。

いずれも、ある程度時間を拘束されるので、仮に両方とも採用されたら、今後は新規の仕事は受けられないかもしれません。

いずれも、「人のためになる」仕事です。もしも、採用されれば「社会貢献」と思って精励いたします。

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