「人生会議」という言葉をご存じですか? #90

相続

講演

現職の税務職員時代、青色申告をされている方々を相手に、講演を行いました。テーマは、「終活と相続そして事業承継へ~「相続」を「争続」にしないために~」です。

テーマ選定のきっかけは、私が持つ「終活カウンセラー」という民間資格です。自分で勉強したり、研修会に参加したりして終活についてはずっと学んでおりました。

「終活は死ぬ準備」ではなく、「終活をすることによって自分の人生が豊かになる」というコンセプトの下、1時間程度お話ししてきました。

反応は…、どうであったかはよく分かりませんが、皆さまの心の片隅にでも残っていてくれれば幸いです。

人生会議

現在、厚生労働省では、「人生会議」と称して、自分が望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有しようという取組を普及・啓発しています。

なお、「人生会議」という名称は、一般公募により選ばれたものです。

私は良い取組だと思うのですが一昨年、小藪千豊さんが死期間近の人に扮した「人生会議」啓発ポスターが、一部の方から、「患者にも家族にも配慮がない」などと批判され、公開翌日には回収するという騒ぎがありました。

一方では、そういった批判に対する批判も広がり、いろいろな方が個人でポスターを作ったりしました。

厚生労働省としては、奇しくも、当初の期待とは違ったルートで「人生会議」という言葉が広がり、結果的に多くの方がこの存在を知ることになりました。ネットでは、「炎上商法ではないか?」という見方もあったくらいです。

私の体験

私は、一昨年、父を癌でなくしました。

父は生前、「延命治療はしないでほしい。」と私たち家族に口頭で伝えておりましたので、主治医にはそのように伝えるとともに、「可能な限り痛みを取ってほしい。」とお願いしました。

また、死の直前に一時入院したのですが、「自宅に帰りたい」という父の希望を尊重し、孫を含めて家族全員で24時間交替で看病し、最期は自宅で看取りました。

父の言葉を聞いていたからこそ、今回のような重大な場面で家族が悩まずに済みました。父には、とても感謝しています。

エンディングノート

私は、10年以上前にエンディングノートを書き、現在、見直している最中です。エンディングノートには、今までの人生・財産・葬式など医療やケア以外のことも含めて幅広く記入しています。私も、遺された家族が困らないようにできる限りのことは記しました。

人生、一寸先はどいうなるか誰も分かりません。皆さまも、いざという時に困らないよう、人生会議やエンディングノートの作成を強くお勧めいたします。

【編集後記】

このブログを書きながら、改めて健康について考えました。

また、僅かしかない財産ですが、子どもたちのためにも、確定申告期が過ぎたら遺言書をしたためるつもりです。

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